家庭教育の最終目標はわが子を自立した人に育て上げること。行っている家庭学習やコーチングについてレポートしていきます
初めてのコーチングで何をする?1で、話を聞くこと(傾聴)を書きました。
で、もうひとつ是非実行してほしいコーチングスキルがあります。
それは、オープンクエスチョンです。
オープンクエスチョンとは、イエスかノー以外の答えになる質問のことです。
5W1H(いつ・誰が・何を・どこで・どのように・なんでだろうね)を
使って質問をします。
そして、なぜ~?を使わないようにすることも重要です。
意外と使っている「なんで~なの?」は、クローズドクエスチョンです。
と、言っても分かりにくいので例を書きます。
~朝、自分で起きられないのでどうしたらいいか~
ダメ例)
子ども「あ~あ、今日も起こされちゃった」
母「なんで自分で起きられないの?」
子ども「だって…眠いし、お母さんが起こしてくれるからいいじゃん」
母「じゃ、明日からは起こさないから、自分で起きなさい」
子ども「は~い、わかった」
翌朝……結局自分では起きられない子ども。仕方なく遅刻しないよう起こす母。
ではオープンクエスチョンを使ってみます。
子ども「あ~あ、今日も起こされちゃった」
母「どうしたら自分で起きられるかな?」
子ども「う~ん」
※子どもの答えを待ちます。絶対に、こうしたらどう?などの提案はしません。
その場でどうしてもでない場合は、期限を決めてその時まで考えさせます。
子ども「早く寝て、目覚ましをかける」
母「じゃ、何時に寝ればいいだろう?」
子ども「9時半ぐらいかな」
母「そのためには、どうしたらいいかな?」
子ども「寝る準備と目覚ましのセットを9時に終わらせるようにしたらいいんじゃない」
母「そうね。今夜からやってみようか」
子ども「うん!」
で、もしまた起きられなくても、今度は何が起きるのを邪魔したのか
ひとつずつ解決していくようにすれば、最後には起きられるようになるはずです。
てな感じです。聞きかじりコーチングなんで、もっといいようにできるのかも
しれないですが、今の私にはこれが精いっぱい
意識しないでいると、ついクローズドクエスチョンを使って問い詰めたり
決めつけていたりすることの多いこと多いこと
それを、ちょっと一呼吸おいてオープンクエスチョンにするだけで
怒らずに話し合い、子どもの自分の考えを引き出すことになります。
人からやりなさいと言われたことと自分でやろうと思ったことって
同じことでも全然違いますよね。
自分で出した考えは、他人から強制されたものではないので
実行することに抵抗がないのです。
「なんで~するの?」(なんであなたは忘れ物ばかりするの)を
「どうしたら~?」(どうしたら忘れ物しなくなるかな?)に
(加えて、忘れ物しなかったらどんな気持ちかな?といいイメージを
持たせられたら更にいいです)変えられるようにしていきませんか。
クエスチョンを考えるため、ちょっとこちらも頭を使わなきゃいけませんが(笑)
感情的に怒る前に冷静になれたりもします。
子どもが悩みを相談してきたときも、まずは聴きましょう。
全て話し終えるまで、口を出さず、目を見てうなずきながら。
そして、オープンクエスチョンで子ども自身の中にある答えを
引き出すことが、本当の解決に向かうことに必要なことです。
コーチングでもうひとつ大きな柱に、承認があるのですが
それは傾聴とオープンクエスチョンのように単純に書けることではなくて
もっと深く心の在り方を問うスキルなので、私にはまだ荷が重いので
おいおい記事にしていきます
当サイトに来られてこの記事を読まれたのも何かの縁、
これを機に自分で考え実行することのできる子になるよう
一緒に努力していきましょう